その①の続き。
深谷ネギの大きさに驚き、お土産にとも考えましたが、帰りは電車。
ネギの香りが、周りの方々のご迷惑になりかねないと、購入は、断念致しました。
旅を続けます。
熊野大神社の鳥居がそびえます。
長い参道を経て境内へ。
熊野大神社へのお参りを終え、再び深谷宿を目指して歩きます。
松並木が、あらわれました。
次に見えてきたのが、木曾御嶽山遥拜所。
中山道を歩いていると、伊勢や大山や御嶽山等への信仰の道や参拝記念碑等を多く見かけます。
当時の人々の信仰の深さが伝わります。
右側に見えてきたのが芭蕉の歌碑がある、愛宕神社。
暫く歩くと、見返りの松。
当初の松は、枯死してしまい、今ある松は、新たに植え代えられたものです。
深谷宿を訪れた人々が、名残を惜しみ何度も振り返ったことから名付けられたそうです。
いよいよ宿内に入ります。
宿の南北入口には、常夜灯がたちます。
昔を偲ばせる建物が多く残ります。
ふっかちゃんと深谷の英雄であり、この年の大河ドラマの主人公、渋沢栄一翁がデザインされたかわいい小旗。
行人橋碑。
煉瓦のうだつが立派です。
この街での煉瓦生産は、渋沢栄一によってもたらされました。
途中、深谷駅に立ち寄りました。
東京駅によく似たデザイン。
明治に建てられた東京駅は、深谷で生産された煉瓦も使用されていたそうです。
渋沢栄一翁の銅像もあります。
現代の深谷の人気者、ふっかちゃん。
中山道に戻ります。
本陣跡。
この辺りに、深谷の一里塚があったとの事ですが、看板説明書き等は、見当たりませんでした。
雰囲気の良い街並みが続きます。
宿場内を歩いていると造り酒屋を数件見ることができます。
深谷を通る中山道は、荒川の扇状地の末端に位置し、良い水が湧いていたようです。
良い水のお陰でうまい酒ができると言うわけです。
お土産には、お酒を購入です。
宿場の京都側入口にも常夜灯。
深谷宿を離れます。
続いて目指すは、清心寺。
平忠度公の墓所となります。
清心寺は、中山道を少し離れ、高崎線の線路を渡ります。
傍らに石碑が数基。
平忠度公墓所。
平忠度は、一ノ谷の戦いで岡部忠澄によってうたれました。
岡部忠澄は、源義朝に仕え、保元、平治の乱にも従軍し、武蔵武士としての名を轟かせました。
義朝死後も、頼朝挙兵に馳せ参じ、源平の合戦や奥州征伐で活躍した、郷土の英雄です。
忠澄が知勇に優れた平忠度の菩提を弔うために、領地のなかでも景色の良いこの地に忠度の墓所を築いたとの事です。
また、忠度は薩摩守であった為、旧国鉄職員の隠語として、キセル乗車をした人を、薩摩守と呼んでいたそうです。
「忠度」=「ただのり」=「ただ乗り」
中山道に戻り先に進みます。
見えてきたのは、滝宮神社。
国道沿いを歩き、岡部へと入ります。
道端に、高島秋帆幽囚地入口の石碑。
中山道をそれますが、大河ドラマでも有名になりました、高島秋帆が幽閉されていた、岡部藩陣屋跡を目指します。
最後に、岡部駅まで歩き、本日の旅は、終了です。
今回も楽しく歩けました。